Firefox/Thunderbidの法人向け「延長サポート版」公開、42週おきにアップデート
Firefoxの延長サポート版 |
Mozillaは1月31日、Webブラウザ「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」のバージョン10公開に合わせて、法人向け延長サポート版(ESR版)の提供を開始した。
Mozillaでは、2011年夏から「高速リリースサイクル」を導入し、原則として6週間おきにFirefoxとThunderbirdの新バージョンをリリースしている。新バージョンがリリースされると旧バージョンはサポート対象外となるため、より長期のサポートを求める法人ユーザーのニーズに応える形で、延長サポート版の提供が開始された。
現時点のスケジュールでは、延長サポート版は通常版の7バージョンに相当する42週おきにメジャーバージョンアップを行う予定となっており、その間はセキュリティ問題などの修正のみを行うマイナーアップデートを提供する。また、延長サポート版のメジャーアップデート後も、12週間は新旧両バージョンのサポートを行うため、1つのバージョンが最低54週間はサポートされることになる。
今回公開された延長サポート版は、今後6週おきにバージョン10.0.1、10.0.2というマイナーアップデートが提供され、42週後(2012年11月20日)にFirefox/Thunderbird 17が公開されるタイミングで、新機能などを追加するメジャーアップデートが行われる予定となっている。
また、これまでサポートを継続してきたFirefox 3.6およびThunderbird 3.1については、延長サポート版の提供開始に伴い、4月24日にサポートを終了する。
延長サポート版のリリーススケジュール |