ジェイズ、Juniper製L3スイッチ「EX2200-C」「EX3300ライン」を発売


 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(以下、ジェイズ)は16日、Juiper Networks製のレイヤ3スイッチ「EX2200-C」「EX3300ライン」を発売した。

 EXシリーズは、専用OS「Junos OS」を搭載したエンタープライズ・通信事業者向けEthernetスイッチ製品。

 EX2200-Cは、コンパクトでファンレスのレイヤ3スイッチ。低密度の小規模支店環境や社内ワークグループ環境などに最適という。横幅269mmの筐体に10/100/10BASE-T×12ポート、10/100/1000BASE-Tもしくは100/1000BASE-X SFP対応(排他)のアップリンク×2ポートを備える。また、12ポートすべてがPoE+対応のモデルもラインアップ。IP電話機や無線LANアクセスポイントなども直接収容できる。

 価格は、19万4300円(税別)。PoE+対応モデルは28万4300円(同)。

 EX3300ラインは、Gigabit Ethernet×24ポートモデル/48ポートモデル、24ポート・PoE+対応モデル、48ポート・PoE+対応モデル、24ポート・DC電源搭載モデル、48ポート・背面吸気モデルの計6製品をラインアップ。4ポートあるアップリンクポートは10GBASE-X SFP+/1000BASE-X SFPをサポートする。

 また、EXシリーズの特長である「バーチャルシャーシ」機能に対応。バーチャルシャーシ機能は、6台までを接続し、最大288ポートを1台のスイッチとして仮想的に利用するもの。単なるポート集約にとどまらず、Junos OSのルーティングエンジン冗長化も可能で、プライマリエンジンが停止した場合、セカンダリ以降のエンジンによりサービスを継続させることができる。

 価格は、24ポートモデルが81万円(税別)、24ポート・PoE+対応モデルが99万円(同)、24ポート・DC電源搭載モデルが97万2000円(同)、48ポートモデルが129万6000円(同)、48ポート・背面吸気モデルが129万6000円(同)、48ポート・PoE+対応モデルが158万4000円(同)。

 EX2200-C/EX3300ラインでは、ジェイズが提供する「コンフィグ管理サービス」も利用可能。同サービスは、対応デバイスに専用USBメモリを差し込むだけで、コンフィグファイルをデータセンターに安全に預けられるサービス。自動・定期的にコンフィグファイルがバックアップされ、必要な際にはJunos OSのバージョンをそろえて自動復元できるという。

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(川島 弘之)
2012/1/18 17:23