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NSSOL、Qsol、QTnetの3社、Oracle Alloyを活用したマネージドクラウドサービス「absonne」を九州の企業・自治体向けに展開

 日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)、Qsol株式会社、株式会社QTnetの3社は15日、「Oracle Alloy」を活用したマネージドクラウドサービス「absonne」の九州地域における運用・販売について、戦略的な協業を開始したと発表した。

 NSSOLが展開するabsonneは、エンタープライズ向けに高い信頼性と運用品質を備えたマネージドクラウドサービス。2026年度下期には次期プラットフォームの提供開始を予定している。

 次期プラットフォームでは、日本企業のデータ主権要件に対応し、運用・管理を日本国内で完結できるソブリンクラウド環境としてOracle Alloyを採用し、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)が提供する「Oracle AI Database」をはじめとする200以上のクラウドやAIサービスを活用して、NSSOLの運用サービス「emerald」、サイバー攻撃対策「NSSIRIUS」、コンサルティングサービス「xSource」などの各種ソリューションをOracle Alloy環境に最適化した形で、オプションメニューとして提供する。

 3社は、九州では半導体・製造業を中心とした産業集積が進み、工場データの高度活用やサプライチェーン連携、BCP対策などを目的としたセキュアかつ信頼性の高いITインフラの需要が拡大しており、また、データの国外移転リスクやガバナンス強化の高まりを受け、自社のデータを国内で厳格に管理できるソブリンクラウドへの関心が急速に高まっていると説明する。

 こうした背景を受け、電力・製鉄分野で大規模なIT運用・管理を担ってきたNSSOLとQsol、通信ネットワークやデータセンターサービスを提供するQTnetが協業し、先進技術と地域密着の運用体制を兼ね備えたマネージドクラウドサービスを九州地域で展開するとしている。

 協業では、各社の強みを生かし、Oracle Alloyを活用したabsonneを九州地域向けに提供する。

 NSSOLは、エンタープライズ向けクラウド設計、エンジニアリング・運用の知見や、emeraldやNSSIRIUSといったオプションサービスを提供する。Qsolは、九州地域に根差した営業活動およびITエンジニアリング・運用サービスや、九電グループで培った信頼性を基にしたITインフラ構築および運用監視ソリューションを提供する。QTnetは、JDCC最高ランク相当の信頼性を備えた「QTnetデータセンター」の提供と運用のほか、自社光ファイバー網による低遅延・高セキュリティなネットワーク接続環境の構築、absonneおよび関連サービスの営業活動を行う。

 こうした協業体制により、運用・管理を九州で完結できるクラウド基盤を構築し、地域特性に最適化したサービスを実現する。また、地域企業の競争力強化や高度IT人材の育成・定着を通じて、九州の地方創生および地域経済の活性化にも貢献するとしている。