エプソン、NECのクラウド型健康管理システムを採用


 日本電気株式会社(以下、NEC)は11日、社員の健康管理システムをSaaS型で提供する「elegent-HC」が、セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)に採用されたと発表した。4月の全面稼働開始を予定している。

 今回採用された「elegent-HC」は、社員の健康管理に必要な、社員情報管理、健康診断準備・処理、健診結果の通知、統計・集計、報告などの基本システムをクラウドサービスで提供するもの。エプソンはこれを採用したことで、健康管理業務に必要な情報が一元化され、業務遂行が容易になるという。また全社での利用により、健康管理部門からの情報発信手段が充実し、社員の健康意識向上につなげられるとのこと。

 導入にあたっては、「elegent-HC」がクラウドサービスであることから、低コストかつ約半年という短期間でのサービス開始が実現。さらにシステム運用の負担から解放されることで、エプソンは医療職の事務業務の低減により、保健指導などの本業に注力できるとしている。

 加えて、将来法制化される職業性ストレス診断機能が実装されており、法制化のタイミングでいち早く同機能が利用できる点もメリットとした。

 なおエプソンは、まずグループ社員のうち約1万8000人の健康管理を行い、将来的には国内全グループ企業への利用拡大も検討するとのことだ。

関連情報
(石井 一志)
2012/1/11 16:09