ゾーホー、Hyper-V監視に対応したネットワーク監視ツール「OpManager 9.0」


Hyper-V監視画面
スクリプト監視画面

 ゾーホージャパン株式会社(以下、ゾーホー)は12日、ネットワーク・システム・アプリケーションの統合監視ツール新版「ManageEngine OpManager 9.0」を発売した。

 OpManagerは、Webベースの使いやすいユーザインタフェース(UI)を採用したネットワーク監視ソフト。ディスカバリ(ネットワークに接続された装置の自動検出)、マップ(各装置情報の表示、インターフェース・ポート・サービス・リンクの状態の表示)、各種監視機能(ネットワーク・サーバー・アプリケーションとサービス・URLの監視、障害・性能管理)、アラーム(障害発生の通知)、レポート(各種パフォーマンス情報のレポート生成、指定時間にレポート送信)といった機能を備える。

 新版では、仮想環境への対応を拡充。従来のVMware ESX環境監視に加え、Hyper-V環境監視に対応した。また、「スクリプト監視」機能を搭載。従来のPing、SNMP、WMIによる監視に加え、Windows PowerShell、Linux シェルスクリプト、VBScript、Python、Perlといったスクリプト言語の実行結果の監視が可能となった。例えば、SNMPの代わりにVBScriptを使って監視項目を設定したり、標準では取得できなかった項目を監視対象としたりと、カスタマイズ性が向上している。

 さらに複数のタスクを自動で実行させる「ITワークフロー」機能も追加。特定のアラームが発生したとき、または定期的に一連のタスクを自動実行できる。例えば、Windowsサービスが停止した際に、管理者にメール通知した後でサービスを再起動させるなど、マルチタスクを定義できるため、管理者の負荷を軽減できる。

 そのほか、上位のネットワーク管理ツールとの連携を可能にするREST API対応や、画面上部にタブを追加したインターフェイスの改善により利便性を向上した。

 価格は、監視対象50装置までで、年間ライセンスが17万円(税別)から、永久ライセンスが40万8000円(同)から。

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(川島 弘之)
2011/12/12 16:14