日本ユニシス、Ruby/Ruby on Railsと周辺技術への取り組みを強化


 日本ユニシス株式会社は7日、「Ruby」「Ruby on Rails」とその周辺技術への取り組みを強化すると発表した。顧客から短期開発が求められるシステム、サービスに対して、これらを活用するソリューション開発・システム構築分野を拡大するという。

 日本ユニシスでは、2008年度よりRubyとRuby on Railsの評価活動を始めたほか、日本OSS推進フォーラムのアプリケーション部会Rubyアプリケーションタスクフォースに、設立当初より参画。さらに、Rubyアソシエーションが実施する「Ruby技術者認定試験」の合格者を多数擁し、Rubyアソシエーション認定システムインテグレーターの認定を取得しているという。また2011年4月には、Rubyならびにアジャイル開発の専任組織「Rubyセンター」を開設した。

 システム開発においては、自社内システムや顧客向けシステムの構築にRuby、Ruby on Railsを適用し、その利用技術を強化するとともに、SaaSにも適用するなど、適材適所でこれらを活用。受託開発での顧客価値向上、ならびにサービスビジネスの多様化を図っている。

 今後はさらにRubyとRuby on Railsへの取り組みを強化し、Rubyの活用が適しているソリューションを必要とする顧客に対して、開発サービスを提供する考えで、その例として、Ruby、Ruby on Railsによるアジャイル開発を適用したクラウド型タクシー配車システム「smartaxi」を開発し、ケイエム国際タクシー株式会社での実用化検証を経て、本番稼働を開始しているとのこと。

 また日本ユニシスグループとして、3年間で100名以上のRuby技術者を育成する計画を明らかにした。同社では今後も、7月に設立された「一般財団法人Rubyアソシエーション」の中核支援企業の1社として、その活動を積極的に支援していくとしている。

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