日立、統合認証・アクセス管理ソリューションの認証機能を強化


 株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は6日、統合認証・アクセス管理ソリューションを強化したと発表した。

 具体的には、認証情報を一元化し本人確認を行う認証管理システム「AUthentiGate(オウセンティゲート)」と、1回の認証で異なるシステムへのアクセスを実現するシングルサインオン(SSO)製品「SRGate(エスアールゲート)クライアントエージェント」の2製品を機能強化した。

 AUthentiGateでは、新たにICカードを用いた認証方式に対応。SRGateクライアントエージェントのSSO機能により、AUthentiGateが管理する本人認証情報とシステムが求める認証方式を仲介することが可能となり、これらにより既存システムを改修することなく、短期間かつ容易に指静脈認証やICカード認証によるSSO環境を構築できるという。

 SRGateクライアントエージェントでは、対応OSのサポート範囲も拡大する。新たに64ビットOSとして、Windows 7以降、Windows Server 2008 R2以降に対応。加えて、シンクライアント端末などに搭載されるWindows Embedded Standard 7(32/64ビット)もサポートする。

 両製品の開発元である日立Solは12月7日より発売。日立でもAUthentiGateを「指静脈認証管理システム Ver.04-10」の名称で同日より発売し、SRGateクライアントエージェントも今後発売する予定。

 AUthentiGateの価格は、ICカードライセンスが1万3650円/ライセンス、指静脈認証装置ライセンスが2万1000円。前者は2012年1月20日の出荷となり、後者は提供済み。SRGateクライアントエージェントの価格は、100ユーザーライセンスが73万5000円、1000ユーザーライセンスが525万円。2012年2月14日より出荷する。

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