インテック、クラウドを用いたヒトゲノム解析システム~Hadoopによる分散・並列処理を利用


 株式会社インテックは24日、株式会社理研ジェネシスの協力のもと、クラウド環境を用いたヒト全ゲノムシーケンシングデータ解析システムを開発したと発表した。Hadoopを利用してヒトゲノムデータを分散・並列処理し、高速な解析を実現したという。

 このシステムでは、Hadoopによる分散・並列化を実現したことで、膨大なゲノムデータの解析が必要になるヒトの全ゲノムを対象とした場合でも、一般的なクラウド環境を用いた安価な解析環境を実現。またクラウド環境を利用するため、処理能力の増強が簡単に行え、受注の集中や増加にも素早い対応が可能としている。

 なおインテックではこのシステムをもとに、さまざまなデータを対象とした大規模データ解析サービスの提供を検討しているとのこと。また理研ジェネシスでは、ヒト全ゲノムシーケンシング解析、ヒトエクソーム解析の受託サービスに、このシステムを用いる予定である。

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(石井 一志)
2011/11/25 14:26