ブリスコラがウイングアークの帳票SaaSを採用、Salesforce CRMとのクラウド間連携も実現


 株式会社ブリスコラは18日、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社(以下、ウイングアーク)の帳票クラウドサービス「SVF(帳票SaaS)」を採用したと発表した。

 クラウド専門の事業企画会社であるブリスコラでは、CRMのクラウドサービス「Salesforce CRM」をすでに導入しており、見積もり作成、顧客情報や案件管理の一元化などを行って、営業業務の効率化を図ってきた。しかし見積書や納品書などの帳票が増え続け、出力の負荷が高まったため、帳票アプリケーションの導入を決断し、帳票SaaSを採用したという。

 また帳票SaaSを導入する上で、クラウドサービス間の連携を容易に行える日本IBMのアプライアンス「IBM WebSphere DataPower Cast Iron Appliance」(以下、Cast Iron)を同時に導入し、Salesforce CRMと帳票SaaSのクラウド間連携を実現。これにより、見積書や納品書の作成から出力までを一貫して処理可能なシステムを構築できた。なお、一般的には数カ月かかるといわれるこの連携を、Cast Ironによってわずか7日で実現したとのこと。

 なおブリスコラとウイングアークでは、今回の実績を踏まえ、日本IBMの協力のもと、CRMサービスと帳票SaaSを連携させるサービスを、ほかの企業にも提供していくとしている。

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(石井 一志)
2011/10/19 15:25