REST APIをサポートする容量無制限の「ニフティクラウドストレージ」、正式版提供を開始


 ニフティ株式会社は29日、IaaSを中心としたパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、「ニフティクラウドストレージ」を同日の15時から正式公開すると発表した。保存しておきたい文書・画像・動画、アプリケーションのログファイルなど、ディスクの容量を圧迫するアーカイブの保存領域などで利用できるという。

 「ニフティクラウドストレージ」は、容量無制限で自由自在に伸縮できる特徴を持つ、クラウドストレージサービス。利用料金は、使用容量ごとの従量料金、あるいは月額固定料金「パック料金」から選択でき、運用に応じてコストを最適化できる。

 また、あらかじめ分割したデータをアップロードした後に結合する「マルチアップロード」機能を備えているため、GB、TBクラスの大容量データであってもアップロードが可能。データ転送時間の短縮による作業効率化と、サーバーなどのインフラへの負担軽減を実現するとした。

 対応する通信プロトコルは、HTTP/HTTPS。自由度の高い開発を可能とするREST APIを採用しており、Webサービスやハードウェア組み込み、グループウェアなどとの連携を容易に行える。さらに、Web GUIのコントロールパネルからストレージ領域を管理できるエクスプローラメニューが用意されているためしているため、直感的な利用も可能とのこと。

 加えて、データはSSL暗号化によって保護されるほか、データは、トリプルミラー構成で冗長化されているので、安全性・信頼性にも優れるとしている。

 料金は、従量制の場合、最初の1TBまでが42円/GB、1TB~6TB未満が37.8円/GB、6TB~26TB未満が33.6円/GBなど、利用すればするほどGB単価が安くなる仕組み。パック料金の場合は、1TBパックが月額4万2000円、5TBパックが月額18万9000円などとなっている。また10TBを超えて利用する場合は、ネットワーク転送料金が別途必要だ。

 このほかサービス提供開始を記念し、ストレージ容量を無料で利用可能なキャンペーンも、11月30日までの期間限定で提供される。

 なおすでに、ニフティクラウドオフィシャルパートナーのアプレッソ、ソルクシーズ、マクニカネットワークスの3社はニフティクラウドストレージ正式版の採用を決定しているとのこと。今後、各社の提供ソリューションと連携してニフティクラウドストレージが利用できるようになる。

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