レーベルゲート、スマホ向け音楽配信サービスでEMC IsilonのスケールアウトNASを採用


 EMCジャパン株式会社は15日、スケールアウトNASの「EMC Isilon IQ6000x」が、音楽配信サービスを運営する株式会社レーベルゲートに採用されたと発表した。レーベルゲートが提供するスマートフォン向けの音楽配信サービス「mora touch」の楽曲保存用ストレージとして利用されている。

 レーベルゲートが運営する「mora touch」は、国内初の公式音楽ダウンロードサービスで、Android端末向けに楽曲などを配信している。同社では、2011年8月時点で270万曲を配信しており、今後も楽曲データの増加が見込まれているが、EMC IsilonのスケールアウトNASを導入するまでは、安価な大容量NASを必要に応じて増設していたため、ストレージ管理にかかる工数が大幅に増大していたという。

 そうした課題を抱えていたレーベルゲートでは、サービス無停止での容量増設、簡素化されたストレージ管理、優れたアクセス性能と可用性を持つストレージの導入を検討した結果、EMC IsilonのスケールアウトNASを採用した。

 導入後も楽曲データは増加しており、現在では12ノード構成(合計72TB)まで拡張。さらに今後も楽曲データは増加していくため、定期的にノードを増設する計画で、さらには、PC向けとスマートフォン向けの音楽配信基盤となっているストレージすべてを、EMC IsilonのスケールアウトNASへ統合する意向だ。

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