日立情報、中堅・中小企業向けのBCP策定支援サービス


 株式会社日立情報システムズ(日立情報)は8日、中堅・中小企業向けの事業継続計画(BCP)策定支援サービス「BCP/BCM コンサルティングサービス」を発表した。同日より提供を開始する。

 「BCP/BCM コンサルティングサービス」は、中堅・中小企業におけるBCPの策定や見直しを支援するサービス。中堅・中小規模企業におけるBCP策定ニーズを踏まえて、中小企業庁が策定した「中小企業BCP 策定運用指針」をわかりやすくモデル化し、その中のITにかかわる項目について、コンサルテーションから実装・配備までを提供する。

 具体的には、インタビュー形式で顧客企業にヒアリングを行い、プロジェクタへ目的、課題、業務フロー、現場の声などを表示。顧客の担当者とともに、内容を確認しながら可視化作業を進めるとのことで、こうした手法により、「人」の動きと「システム」の動きの両方に着目し、ITだけでは解決できない部分の業務プロセスも可視化できるという。

 また、策定したBCP/BCMの社内での理解、周知・徹底を支援するため、関連した教育サービスもあわせて提供する。なおIT基盤の実装部分については、日立電子サービスと日立情報が共同で、クラウド型/導入型のITソリューションと設備強化を実施する70種類以上のソリューションを、顧客のBCPにあわせて提案するとした。

 コンサルティングツールとしては、ソフトウェアAGの「ARIS Platform」を利用し、期間は最短で10日間ほど。価格は、約250万円(税別)からとなる。

 日立情報では、2013年度末までに累計100社への提供を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/9/8 15:11