日立、仮想ファイルプラットフォームの中小向けモデル「VFP50」~100万円を切る価格で提供
VFP50 |
株式会社日立製作所(以下、日立)は6日、仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」のラインアップに、100万円を切る価格の中堅・中小企業向けモデル「VFP50」を追加すると発表した。9月9日より販売を開始する。
「VFP」は、複数拠点に散在してしまったメールや画像、映像などのコンテンツデータ(非構造化データ)を集約し、データの一元管理とストレージ容量の柔軟な利用を行える「コンテンツクラウド」を実現可能な、仮想ファイルプラットフォーム。
今回提供される「VFP50」は、約10分で装置の初期設定を完了できるGUIを備えた、中堅・中小企業向けモデル。タワー型とラック型の2種類のモデルが用意され、最大8TBのSATA HDDを搭載したNASとして利用できる。加えて、既存のストレージからオンラインでデータ移行できる「Universal File Manager for NAS」機能、スナップショットの作成とリストアの機能、ファイル改ざん防止機能なども搭載した。
さらに、この製品を「クラウド環境への入り口」として、データセンター内に設置されたバックアップ/アーカイブストレージ「Hitachi Content Platform(HCP)」に接続すれば、低コストでのコンテンツクラウド導入が可能になり、中堅・中小企業や中小規模システムでのデータの一元集約・バックアップ作業など、効率的なデータ運用を実現するとのこと。
また、日立のクラウドサービス「コンテンツマネージドサービス」をあわせて利用すると、コンテンツクラウドの初期導入コストをさらに低減可能。データの保存容量などを必要に応じて柔軟に拡張できるため、システム規模に応じた最適な投資での運用を行えるとしている。
価格は、4GBメモリ、4TB HDDを搭載した1ノード構成で、99万7500円から。