日本IBM、Windows Storage Server 2008 R2ベースのエントリーNAS


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は30日、中小企業や企業の部門向けたエントリークラスのNAS「IBM System x NASシリーズ」を発表した。サーバーと同様の運用管理手法で対応できるので、サーバー管理者にも管理可能なのが特徴という。今回は、タワー型2モデルとラック型3モデルが提供される。

 「IBM System x NASシリーズ」は、x86サーバー「IBM System x」をベースに、HDDと、NAS向けOSのWindows Storage Server 2008 R2 Standardを導入して構成されたNAS製品。購入後すぐにNASとして利用できるほか、Windows Serverと同様のユーザーインターフェイスを備えているので、ストレージ専門の管理者がいない場合でも、サーバー管理者が容易に導入・運用を行えるという。

 保守については、「IBM System x」と同様の、24時間365日の保守サービスを提供。また障害発生時には、障害情報がIBMコールセンターに自動的に通知される仕組みで、日本IBMの技術員からユーザーへ連絡するサービス「IBM eSAサービス」を利用すれば、迅速な障害対応を行えるとしている。

 最大容量は、タワー型が8TB、ラック型が42TB。価格は、4TBのタワー型の場合で40万円(税別)から。

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