ソリトン、ネットワーク認証製品「NetAttest EPS」をスマホ対応


 株式会社ソリトンシステムズ(以下、ソリトン)は29日、ネットワーク認証アプライアンス「NetAttest EPS」とスマートフォンに対応させたと発表した。同製品と連携して、スマートフォンへのデジタル証明書の配布と利用ポリシーの適用を自動化する「NetAttest EPS-ap」を開発し、9月26日より提供する。

 NetAttest EPSは、ネットワーク認証アプライアンス。主に無線アクセスポイントやVPNゲートウェイ機器と連携し、企業ネットワークへ接続を試みるユーザーや端末が正規のものかを判断する目的で使用される。

 今回、対応端末としてiPhone/iPadをサポートした。Apple OTA(Over the Air)に準拠し、端末へのデジタル証明書の配付と詳細な利用ポリシー適用を自動化。デジタル証明書によるVPN・無線LAN認証を実現する。

 具体的な機能としては、スマートフォン利用申請のワークフローを提供。利用申請をあらかじめ指定したルールに従って可否判断できる。許可した端末に対しては、NetAttest EPSの認証局と連携し、デジタル証明書をインポート。無線LANやVPNの接続、Exchange ActiveSyncの利用指定など、各種設定やセキュリティポリシーを一括適用できる。

 セキュリティポリシー設定では、利用時のパスコード、特定アプリのインストール禁止、付属カメラの利用禁止、画面の取り込み禁止などを配信可能。管理者はスマートフォンごとに設定する必要がなくなるため、運用コストを抑えて短期間でスマートフォンを利用開始できるとしている。

 NetAttest EPS-apの価格は50万円。別途、NetAttest EPS(80万円から)、NetAttest EPS 拡張CAオプション(100万円から)が必要。

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