富士通、最大40コアと1TBメモリを搭載可能なラック型x86サーバー「PRIMERGY RX600 S6」


PRIMERGY RX600 S6

 富士通株式会社は16日、最新のXeon E7シリーズを搭載したラック型の4ソケットx86サーバー「PRIMERGY RX600 S6」を発表した。8月19日より出荷を開始している。

 PRIMERGY RX600 S6は、最高10コアのXeon E7シリーズを4基搭載でき、従来製品と比べて最大62%の性能向上を実現したx86サーバー。最大1024GBのメモリ、4.8TBのHDDを搭載可能と、拡張性にも優れており、基幹業務での大量トランザクション処理や、仮想化による大規模なサーバー集約などに適しているという。

 電源ユニットは、80 PLUSゴールド認定に準拠した高効率タイプで、省電力性を高めているほか、PCI Expressスロットに装着する大容量フラッシュメモリも利用可能。最大750MB/秒のリード性能、最大550MB/秒のライト性能を実現するこの製品によって、高いI/O性能が必要な業務にも活用できる。

 価格は、Xeon E7-2803(1.73GHz/6コア)×2、16GBメモリ、ストレージなし、DVD-ROM、SASアレイコントローラカードなどを含む構成で131万6900円から。

 また今回は同時に、ラック型の2ソケットx86サーバー「PRIMERGY RX200 S6 省電力モデル」について、オプション製品の拡充が発表された。通常モデルと比べて消費電力を最大33%削減可能な同モデルのオプションを拡充することにより、幅広いニーズに応えるという。

 具体的には、Xeon L5640(2.26GHz//6コア)や8GBメモリ、大容量のSAS/SATA HDD、ホットプラグ対応の冗長電源などが追加されている。

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