Webサイト一連の操作のレスポンスを24時間計測する「Traffic Patrol2」


 株式会社フォワードネットワークは10日、Webサイト上での一連の操作をIE上で自動実行し、各ページのレスポンス計測を24時間監視するサービス「Traffic Patrol2」の提供を開始した。

 Traffic Patrol2は、実ブラウザを利用してWebサイトのトップページ表示、ログイン、検索実行などの一連の操作に対するレスポンスを計測できるサービス。実ブラウザを利用するため、ブラウザ画面への描画開始時間やオブジェクト受信完了時間など詳細に計測できるのが特徴。

 各ページのレスポンス状況をグラフ表示し、CSS/JPEG/JavaScript/Flashなどの各オブジェクトのロード時間を把握できるため、実際のブラウザ表示において何がボトルネックなのかを把握できる。グラフ表示は、過去2年間分の24時間/週間/月間で表示可能という。

 また、ログイン後にシングルサインオン(SSO)処理を行う2つのサイトにまたがったサービスに対してもレスポンス計測が可能。ユーザーエージェントを変更することで、ケータイサイトやスマートフォンサイトにも対応する。

 レスポンス計測を行う監視エージェントを計測したい地域に配置できる。例えば、米国で稼働しているサービスに対しては、監視エージェントを米国に設置することで、よりエンドユーザーの環境に近い状況で正確なレスポンスを計測できる。

 監視エージェントのパターンは、地域が東京/北米/ドイツ/香港、受信速度はBフレッツ(10Mbps)/ADSL(3.5Mbps)/3G(1.0Mbps)、IEバージョンは7/8/9。これらは順次拡充予定。

 監視の実行・停止はスケジュール機能により曜日単位、時間単位で指定できる。監視時間間隔5分/10分/15分/30分/60分から選択可能。

 なお、有償版とは別に、1URLに対してブラウザキャッシュがあるケースとないケースの2パターンで無償計測できるサービスも提供する。

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(川島 弘之)
2011/8/12 14:08