ソフトバンクモバイル接続情報識別の高速化に向け、Oracle Coherenceを採用


 日本オラクル株式会社は25日、ソフトバンクモバイルのインターネット/メールの接続情報システムに、インメモリ・データグリッド製品「Oracle Coherence」が採用されたと発表した。

 Oracle Coherenceは、複数ハードウェアから構成されたサーバー群で仮想的な共有メモリ領域を確保して大量のデータを高速処理する技術。同技術をソフトバンクモバイルのインターネット/メールの接続情報システムに導入する。これにより、加入者のインターネット/メールの接続情報識別の高速化・安定化が可能になるという。

 ソフトバンクモバイルの契約者数は2011年6月末時点で2600万を超えている。契約者数の伸張、およびスマートフォンなどによる通信料の増加に対応するため、既存システムと連携しつつ、高い耐障害性と拡張性を実現できるOracle Coherenceの採用を決めた。

 2012年中の稼働開始に向け、現在開発中。

関連情報