セールスフォースと日本IBM、企業システムのクラウド移行を支援


 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、SFA(営業支援)/CRM(顧客関係管理)システムのクラウドへの移行で協業すると発表した。

 クラウドサービスは、すぐにシステムを利用できるメリットを持つが、企業の基幹システムなど、既存システムとの連携が必要になる場合は、データ連携などの作業が発生し、工数や期間が導入の障壁になるケースがあった。

 そこで両社では、日本IBMのアプリケーション連携テンプレート「IBM WebSphere Cast Iron」を活用し、既存システムとSalesforceのクラウドサービスとの連携やデータ移行を支援することにした。この施策によって、個別にプログラムを開発した場合は数カ月かかるところを、10日程度の短期間で実現できるようになるという。

 なお両社は、顧客企業のクラウド移行を促進する目的で専任チームを編成し、顧客に対する提案活動、プロモーション活動を共同で実施する。また、顧客企業内でのアプリケーション移行作業は、日本IBMならびに両社のビジネスパートナーが支援を行うとのことで、現時点では、日本情報通信とオージス総研がサービスを提供できるとのことだ。


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