NECの会計システムクラウドサービスをクックパッドが導入


 日本電気株式会社(NEC)は8日、クックパッド株式会社にERPのクラウドソリューション「EXPLANNER for Saas」の会計システム部分の提供を5月から開始したと発表した。

 「EXPLANNER for Saas」は、クラウドサービスであるため、顧客の環境変化に応じて利用者数の増減や利用拠点の追加などに柔軟な対応が可能となる。

 クックパッドでは、「EXPLANNER for Saas」導入によるメリットとして、従来のシステム構築では約4カ月間かかる導入期間を2カ月に短縮したほか、法改正への対応はNEC側でアプリケーションを更新するため常に最新の状態でシステム利用が可能となり、監査法人や税理士法人などにも一定の範囲で閲覧権を与えることで情報の提供などに伴うコストが削減できると説明。今後の会計システムの構築・運用にかけるコストを、今後5年間のトータル50%以上を削減できると見込んでいる。

 また、「EXPLANNER for Saas」独自の専用閉域網接続「クラウドアクセスライン」により、他のクラウドサービスと「EXPLANNER for Saas」を同時利用する際にも、セキュリティを高く保つことが可能となり、クラウドサービスの利便性とセキュリティの両立を実現したとしている。

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