キーポート、ITサービス管理ソフト「Bit Cruiser Process Management」
株式会社キーポート・ソリューションズ(以下、キーポート)は20日、ITサービス管理ソフト「Bit Cruiser Process Management」を同日より販売開始すると発表した。価格は238万円(税別)から。
Bit Cruiser Process Managementは、ITサービスの品質向上とシステム運用管理の効率化を図るためのソフト。「インシデント管理」「問題管理」「変更管理」「構成管理」「リリース管理」といった、ITサービスにおける各業務プロセスの管理において、ITサービスの提供事業者や業務委託先ベンダーを支援するという。
これを用いると、内蔵データベースで一元管理された各プロセスの情報をもとに、どの部門が対応を行っているのか、どのプロセスで滞留しているのかなどの進ちょく状況の把握が可能。過去の類似例と対策を活用して迅速な対応を行えるので、サービスレベルの向上にもつながるとのこと。
また、ISO/IEC20000の取得やITILの導入をサポートする各プロセスのテンプレート、ワークフローや画面項目の柔軟な変更、組織改定による権限変更日を指定するスケジュール管理、CSV形式によるレポート出力、代理人設定、差し戻し先指定、イベントのメール通知などの機能を備え、ITサービス運用管理の軽減が可能になるとしている。
対応環境は、サーバー側がWindows Server 2008/2003とUbuntu 9.10で、データベースはPostgreSQL 8.4を利用。クライアントPCからはWebブラウザでアクセスする形となり、Internet Explorer 8/7を推奨する。
なおキーポートでは今後、同製品のクラウドサービスの提供や、ITサービス管理におけるさまざまな情報やツール、ノウハウを顧客に提供するWebコンテンツの公開なども行う予定で、1年間に20社への導入を見込んでいる。