日本HP、顧客のインフラ改善を支援する「RESQ」ソリューションを強化


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は22日、インフラの課題解決を支援するサービスの強化を発表した。バックアップシステム改善サービスバックアップシステム改善サービス「RESQ BK」、データ移行支援サービス「RESQ MG」を同日より提供開始する。価格はいずれも個別見積もり。

 日本HPでは、データベースインフラの性能を改善する「RESQ」サービスを、2010年10月に発表していたが、今回は「RESQ」をインフラの課題解決支援サービス全般のブランドに変更。従来の「RESQ」を「RESQ DB」に名称変更すると同時に、新たな2つのサービスを追加している。

 新サービスのうち「RESQ BK」は、バックアップシステムの性能改善を支援するもの。システム環境の構築にあたっては、ファルコンストアバックアップ/リカバリソフト「FalconStor Continuous Data Protector」(FalconStor CDP)を活用し、ブロック単位による高速バックアップ環境を実現するという。また、マルチベンダーのストレージに対応し、既存ストレージを生かしてバックアップ/リカバリ環境を構築できる点もメリット、障害時には、30分以内でサービス復旧を行えることから、災害対策も同時に実現するとしている。

 もう1つの「RESQ MG」は、顧客の環境に合わせ、最適なデータ移行を支援するサービス。事前のアセスメントからコンサルティング、可用性設計、データ移行の実行までをトータルにサポートする。ユーザーは、パフォーマンス改善に向けた「RESQ DB」でのクイック診断とあわせて利用することにより、その診断結果をもとに、具体的な課題解決に向けたシステムアーキテクチャへの移行を短期間で計画し、包括的なインフラを構築できるとしている。

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