ゾーホー、中小企業向けクラウド「Zoho」に5つの新サービス


 ゾーホージャパン株式会社(ゾーホー)は13日、中小企業向けクラウドサービス「Zoho」に、新たに「Zoho Creator(Webフォーム&データベース作成)」「Zoho Discussions(掲示板)」「Zoho Meeting(デスクトップ共有)」「Zoho Reports(レポート作成・BI)」「Zoho Wiki(Webページ作成)」の5サービスをリリースすると発表した。

 「Zoho」は、中小企業や個人事業主の業務を効率化するクラウドサービス。Google Appsとの連携に力を入れており、これまでに「Zoho CRM(顧客管理・営業支援)」「Zoho Invoice(請求管理)」「Zoho Projects(プロジェクト管理)」「Zoho Recruit(採用管理)」「Zoho Books(財務管理)」「Zoho Creator Helpdesk(ヘルプデスク)」の6サービスを、Google Appsマーケットプレイス上で提供している。

 今回、新たに5つのサービスを投入する。

 「Zoho Creator」はWebフォーム&データベース作成サービス。フォーム作成時にGoogle Appsのユーザー名やメールアドレスの選択フィールドを追加できるほか、Googleドキュメントからのファイルアップロード、Google Apps上のメールアドレスに送信したデータのZoho Creatorデータベース追加に対応。作成したフォームやビューはGoogle Appsユーザー・グループ間で共有できる。

 「Zoho Discussions」は掲示板サービス。Google Appsユーザーを自動でポータルに追加でき、投稿する添付ファイルをGoogleドキュメントから選択することも可能。

 Zoho Meetingでは、複数人でデスクトップを共有しミーティングができる。ミーティング予定はGoogleカレンダー上に表示でき、Google Appsのユーザーを招待することが可能。

 Zoho Reportsはレポート作成・BIサービス。Googleスプレッドシートをインポートしてグラフやピボットテーブルを作成できるほか、作成したレポートをGoogle Appsユーザー間で共有することが可能。レポートやグラフをサイトに組み込むiGoogleガジェットも提供される。

 Zoho WikiはWebページ作成サービス。WikiページにGoogleドキュメントからファイルを添付したり、Googleガジェットを追加したりできるほか、作成したWiKiや特定ページをGoogle Appsユーザー間で共有できる。

 新サービスのうち、Zoho Reportsを除く4サービスはすべて他言語に対応しており、日本語でも利用可能。Zoho Reportsも現在日本語化を進めている。また、5サービスすべてで無料版を提供しており、Google Appsユーザーが導入しやすい環境を整えているとする。今後もGoogle AppsとZohoのユーザー利便性向上のため、さらなるサービスの追加や機能改善を続ける考え。

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