日本IBM、Lotus Notes/Dominoのクラウド移行を促進する新ライセンス体系


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は31日、グループウェア「Lotus Notes/Domino」のユーザー向けに、新ライセンス体系「IBM Lotus Domino Utility Server for LotusLive」を同日より提供すると発表した。メールや業務アプリケーションのクラウドへの移行を支援できるという。

 従来のライセンス体系では、Lotus Notes/Dominoの既存ユーザーがSaaS型メールサービス「IBM LotusLive Notes」を利用するためには、Lotus Notes/Dominoのサーバー/クライアントライセンスに加え、LotusLive Notesの利用料金をユーザーごとに支払う必要があった。

 しかし今回の新ライセンス体系では、Lotus Notes/DominoとLotusLive Notesを併用する場合、サーバー/クライアントへの課金を、サーバーライセンスであるIBM Lotus Domino Utility Server for LotusLiveへ一本化する。これによって、クライアントライセンス料金が不要になるため、料金の低減とライセンス管理の単純化が図れるという。

 日本IBMによれば、特にクライアント数の多い企業で価格メリットが大きくなるとのことで、1000ユーザー規模の場合、ライセンス価格を3割以上低減できるとしている。

 100PVUの価格は、Lotus Notes/Dominoのユーザーが新ライセンスに移行する場合で、147万3000円(税別)、新規購入の場合で293万2000円(税別)。

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