IIJ、岩手・宮城・福島の市町村サイトのミラーサイトを独自設置


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は16日、岩手県、宮城県、福島県の市町村サイトのミラーサイトを設置したと発表した。自治体サイトへアクセスが集中することで、東北地方太平洋沖地震で必要な情報を閲覧しづらくなる状況を緩和するため、IIJが独自に設置した。

 ミラーサイトの一覧ページを開設し、3県の市町村のオリジナルサイトのURLとミラーサイトのURLを一覧形式で掲載している。ただし、岩手県宮古市や大船渡市、宮城県気仙沼市や石巻市、福島県南相馬市はじめ、25の市町村についてはオリジナルサイトへのアクセスが確認されていないとして、運営者からの連絡を求めている。

 ミラーサイトは、公共情報を提供する企業・自治体向けにIIJが14日から無償提供している「IIJ GIOホスティングパッケージサービス」を利用している。IIJによれば、設備は関西地方にあるため、東北、関東の電力不足の影響を受けることもなく、各自治体の発信情報を快適に閲覧できるとしている。

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