アクシス、世界最小PTZドームカメラ「AXIS M50シリーズ」


AXIS M50シリーズの特徴

 アクシスコミュニケーションズ株式会社(アクシス)は10日、ネットワークカメラの新製品「AXIS M50シリーズ」2機種を発表した。「日本市場に完全に焦点を当てた製品」(同社)で、世界に先駆けて販売する。出荷は5月前半より。

 投入するのは「AXIS M5013 PTZネットワークカメラ(以下、M5013)」と「M5014」の2製品。天井取り付け型のPTZドームカメラの中では、世界最小のネットワークカメラとなる。

 日本市場のニーズに完全に焦点を当てたとのことで、日本の比較的狭いスペースでの監視に求められる超小型、天井設置、死角のない旋回動作に着目し、3年をかけて製品化した。普及価格帯のモデルであるにもかかわらず、アクシスの上位機種と同じ画像・伝送処理エンジン「APTPEC-3」を搭載。360度全方位監視が可能で、操作時には毎秒100度の速度で旋回する。

 最大解像度はM5013がSVGA(800×600)、M5014がHDTV 720p(1280×720)。フレームレートは30fps。画像圧縮方式はH.264/Motion JPEG。価格はM5013が7万円(税別)、M5014が8万4000円(同)。

 想定利用場所は、小売店、ショッピングモール、ホテル、レストラン、博物館・美術館、銀行、オフィスロビー、倉庫、学校など。発売後1年間で1万台の販売を目指す。

PTZカメラでは世界最小。IP51レベルの防塵・防滴性能を持ち、スプリンクラー作動中も動作可能PTZ(パン・チルト・ズーム)性能。最大400平方メートルまでの範囲を監視可能

3種の容易な取り付け方法内蔵マイクロフォンで音声の聴取も可能
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(川島 弘之)
2011/3/10 14:03