営業支援クラウド「アラジンスマート」、スマホで在庫・販売履歴を照会


画面例

 株式会社アイルは9日、営業支援のためのデータ参照サービス「アラジンスマート」を発売した。Windows Azureを活用したクラウドサービスで、外出先からでも在庫照会や対応履歴照会、販売履歴照会が行える。

 アラジン スマートは、スマートフォンなどから外出先からでも在庫照会、対応履歴紹介、販売履歴紹介が可能なクラウドサービス。外出先から商品在庫数を確認することで「販売機会の損失の回避」や、顧客訪問直前での販売履歴・対応履歴の参照による「タイムリーな顧客情報の把握」が実現するという。

 特徴としては「クラウドサービスとして提供することによる初期コストの削減」、「スマートフォン対応による柔軟な利用シーン」、「現状の在庫管理システムを入れ替えることなくCSVで連携できる手軽さ」などを挙げる。

 具体的な機能としては、商品名検索や商品一覧から在庫数を確認でき、商品画像の表示も可能な「在庫照会」、顧客ごとの売上履歴一覧・詳細が確認でき、伝票日付・商品ごとに売上数量や単価・金額も確認できる「販売履歴照会」、顧客ごとの対応履歴一覧・詳細が確認できる「対応履歴照会」、移動時間などでも入力できる「日報入力」を搭載。

 価格は、初期費用が5万円(税別)、月額費用が2万8000円(同)。初期費用0円、月額費用9800円(同)のキャンペーンも実施する。対応するスマートフォンは、iPhone/iPadでAndroidは順次対応予定。Internet Explorer 8からも利用できる。

 同社では「月額2万8000円と低コストなため、システム投資になかなか費用がかけられない中小企業でも利用しやすい」と訴求する。

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(川島 弘之)
2011/3/9 17:31