キヤノンS&S、中堅・中小向けの「仮想プライベートクラウド」


 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(キヤノンS&S)は3日、中堅・中小企業向けの「仮想プライベートクラウド」を発表した。3月上旬より提供する。

 仮想プライベートクラウドは、インターネット経由で仮想サーバーなどのITリソースを貸し出すクラウドサービス。VPNで顧客のネットワークと国内のデータセンターを安全に接続する点が一般的なパブリッククラウドとは異なるという。

 また、ホスティングサービスよりもシステム構成の自由度が高いため、顧客のニーズに合わせた最適なシステム環境を構築できると説明。例えば、既存のオンプレミス型システムとデータセンターの仮想サーバーを連携させるなども可能という。

 基本構成は1vCPU、2GBメモリ、データ容量100GBで、サーバー・ネットワークの保守を含め、月額3万9000円(税別)から利用可能。コンサルティングと保守についても、全国約200カ所の拠点を持つキヤノンS&Sの営業、サポート担当者が実施する。

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(川島 弘之)
2011/3/4 06:00