住電情報、携帯電話対応やExcel対応を強化したWebワークフローシステム新版


 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は22日、Webワークフローシステムの新版「楽々WorkflowII Ver.6.0」を発表した。Excelフォーム作成機能の拡張、携帯電話対応などの強化が行われている。

 楽々WorkflowIIは、企業内での申請・承認・決済のワークフローを実現するパッケージソフト。簡単な設定で実現できる承認システムから、ERPなどの基幹システムとの連携まで対応可能な柔軟性を持つ。

 新版では、まず、Excelフォーム作成機能が拡張された。帳票として利用しているExcelファイルに、入力項目の定義情報の設定を追記し、楽々WorkflowIIにアップロードするだけで、Excelテンプレートと同じ入力フォームが作成できるが、アップロード後にシステム側で入力項目の設定などを行う必要がないため、簡単に画面、帳票を作れるという。

 また、携帯電話端末からワークフローシステムにアクセスし、PCを使わずに外出先から承認業務を行えるようになったほか、インポート/エクスポート機能を強化し文書データや設定情報をエクスポート、インポートできるようにした。文書データは、申請文書の単位である「フォルダ」名や文書発行日を指定し、「フォルダ」単位でエクスポートできるほか、設定情報を1つのZIPファイルにエクスポートし、そのファイルを別環境でインポートするだけで、設定情報の引き継ぎを行えるようにしている。

 CPUライセンスの価格は、Linux/Windows版が250万円(税別)/ライセンス、UNIX版が350万円(税別)/ライセンス。なお、「楽々FrameworkII」の既存ユーザーや同時購入時向けの優待価格も設定されている。

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