住電情報、ジョブ管理機能を強化したWebアプリ開発基盤「楽々FrameworkII 6.0」


 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は21日、Webアプリケーション開発基盤の新版「楽々FrameworkII バージョン6.0」を同日より販売開始すると発表した。

 楽々FrameworkIIは、業務システム開発のためのWebアプリケーション開発基盤。複雑な処理を実現する業務コンポーネントによって、ノンプログラミングで、業務処理の大部分を稼働でき、システム設計から保守フェーズまで広範囲にわたって、品質と生産性の向上、コスト削減などを実現できるという。

 新版では新たに、ジョブ管理機能が強化された。具体的には、ジョブの実行日を複数設定し、用途によって使い分けられる「ジョブスケジューリング設定」、すぐに実行したいジョブを走らせる「リアルタイムジョブ実行」、あるジョブの成功後に次のジョブを後続で自動的に実行する「後続ジョブの自動起動」といった機能が追加されている。

 また、ジョブ実行サーバー上で一度に実行するジョブの数を制限し、サーバーの負荷制御を行う機能を追加。優先度グループごとにジョブの実行優先度の制御ができるようになったほか、複数システム上のジョブを統合的に監視する機能も新たに搭載されている。

 さらに、設計フェーズの仕様書作成工数を削減する「画面遷移図の自動出力機能」の追加と、携帯電話への対応強化が行われた。携帯電話対応では、携帯専用ブラウザにおいて、XHTML BasicとCSSに対応し、表現力を大幅に強化。加えて、iPhone/iPad/Androidのブラウザをサポートしている。

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(石井 一志)
2010/12/21 12:43