NECと日本オラクル、データ圧縮と重複排除技術でバックアップを効率化するソリューション

　日本電気株式会社（以下、NEC）と日本オラクル株式会社は16日、バックアップ業務を効率化する「データベース超圧縮バックアップソリューション」を同日より提供すると発表した。

　このソリューションは、重複排除機能を備えたNECのストレージ「iStorage HSシリーズ（HYDRAstor）」と、日本オラクルのデータベース製品「Oracle Database 11g」が持つデータ圧縮機能「Oracle Advanced Compression」を組み合わせ、バックアップの効率化を図るもの。両社の圧縮技術を連携させることにより、データ圧縮をまったく行わない場合と比べて、バックアップするデータ容量を約1/6に、バックアップに要する時間を約1/2にできるという。

　また、バックアップ技術として、Oracle Database 11gの標準技術である「Oracle Recovery Manager」を用いるため、専用のバックアップサーバーが不要となり、効率的・経済的なデータバックアップが実現するとのこと。

　なお、このソリューションは、Oracle Databaseのバックアップ用途はもちろん、複数サーバーの統合バックアップ環境としても活用できる。

　価格は個別見積もりだが、新規導入時の参考価格は618万7500円（税別）から。