ライブマイグレーションの自動検知に対応した監視・管理ツール「MoonWalker」新版


 株式会社クラウド・スコープ・テクノロジーズは16日、クラウド環境をビジュアルに監視・管理するツールの新版「MoonWalker Version 2.1」を発表した。15日より提供を開始している。価格は500万円から。

 MoonWalkerは、サーバーからサービスまでをエージェントレスで管理できる、仮想環境向けの管理ツール。新版では、まず、システムを停止することなく仮想マシンをほかの物理サーバー上へ移動させる「ライブマイグレーション」の自動検知を、Auto Discovery機能の拡張によって可能にした。

 また、仮想システムで展開されている業務サービスやアプリケーションの情報と、プラットホームの要素とのひも付けを設定することで、障害発生ノードから障害個所を特定すると同時に、業務サービスにおける障害個所の特定を行えるようになったという。

 さらに、オプションのVLAN管理機能を利用すると、MoonWalkerの監視画面上で、VLANの管理・監視が行える。監視画面上のリンク情報・パスをクリックし、「リンク詳細情報」画面へとドリルダウンすることも可能で、障害が発生した場合など、内容を確認する際に便利に使えるとのこと。

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(石井 一志)
2010/11/16 13:48