ガルーンSaaSのログから従業員の心のケア、ARMとサイボウズ総研が新サービス


 株式会社アドバンテッジリスクマネジメント(以下、ARM)とサイボウズ総合研究所株式会社(以下、サイボウズ総研)は15日、クラウド型グループウェア「サイボウズ ガルーンSaaS」を活用したメンタルヘルス対策の新サービス「ワークスタイルアナライザー for ガルーン(仮称)」を提供することで合意した。

 新サービスは、グループウェアの出退勤、スケジュール、メールや掲示板へのアクセス時間・頻度の変化から、従業員のストレス状態の変化を分析するサービス。

 具体的には、出退勤時刻や実質労働時間から勤務状況を把握。スケジュールの件数やその業務タイプ別の時間、メール対応・送受信処理の情報を集計(メール関連の機能は検討中)し、業務負荷を推定する。これを基に要対応の従業員に対してはセルフケアを促し、管理職にも状況を伝える。

 また、Webデータベース「サイボウズ デヂエ」を活用し、簡易的なストレスチェック(10問程度)を設置して、ログイン時に受診させるなど自分の心への気づきも支援。さらに企業から必要な情報をもらった上で、毎年度分析レポートを作成し、ワークスタイル、ストレス、休職の関係と解決策のコンサルティングも実施。状態に応じたセルフケアのためのeラーニング、カウンセリングの受診勧奨、医療機関の紹介などもオプションで提供する。

 価格は、100万円/年から。11月15日より販売を開始するが、当面は「ガルーンSaaS」の既存ユーザーのみを対象とする。自社運用でガルーンを利用するユーザーにも順次提供していく方針。

関連情報