CAC、マイクロソフトのクラウドサービス「BPOS」導入支援を本格展開


 株式会社シーエーシー(CAC)は、マイクロソフトのオンラインサービス「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」の導入と運用を支援する、「CAC BPOS活用ソリューション(BPOS導入支援サービス/運用サービス)」を本格展開すると発表した。大規模企業から中小企業までの幅広い範囲に対し、順次販売を展開する。

 マイクロソフトが提供するBPOSは、Exchange Serverの機能をオンラインで提供する「Exchange Online」をはじめ、「Office SharePoint Online」「Office Communications Online」「Office Live Meeting」といったサービスをあわせて提供するクラウドサービススイート。単に導入手続きを行うだけであれば、ネット経由で容易にできるが、企業が自社環境へ円滑に導入するためには、支援サービスを利用するのが一般的だという。

 CACでは、BPOSスタンダードの利用では世界最大規模となる株式会社リクルートの導入実績(約1万7000名)を持ち、自社内でもオンプレミスのExchangeとSharePoint、およびBPOSの両方を導入して、利用形態により使い分けている。こうした実績・ノウハウをもとに、8月から導入支援サービスを行ってきたが、今回、これをより本格的に展開するとした。

 導入・運用サービスはあらかじめメニュー化されており、ユーザー企業は必要とする支援を選択可能。もちろん、個別ニーズに応えるためのカスタマイズも対応しているため、最適な支援内容を提供できるほか、導入コンサルテーションから実際の移行作業、その後の運用までをトータルに提供する。

 導入にあたっては、CACが培ったノウハウを体系化することで、既存システムからの移行による影響を最小限にとどめ、効果的なクラウド化を支援。一方の運用でも、BPOSを利用するために必要となる運用業務を体系化・手順化し、BPOSに精通した技術者が対応するので、ユーザー企業側でシステムを理解していなくとも、安定した運用を実現できるとのこと。

 なお、BPOSの後継となるOffice365についても、対応をすすめていく予定だ。

関連情報
(石井 一志)
2010/11/9 14:12