VMware向けのデータ保護製品「Veeam Backup＆Replication」新版

　株式会社クライムは1日、米Veeam Softwareの仮想環境向け統合災害対策ソリューション「Veeam Backup＆Replication Version 5」を発売した。

　同製品は、VMware ESX/ESXi上で稼働する仮想マシン（VM）のバックアップ/レプリケーション機能を提供するもの。

　新版では「vPower」という新技術を搭載した。圧縮・重複排除されたバックアップファイルからVMを直接実行する「Instant VM Recovery」や、仮想化されたアプリケーションからメールなどのオブジェクト単位でリストアする「Universal Application-Item Recovery」などの機能が利用可能。

　また、サンドボックス内でVMを立ち上げ、OSブートすることでバックアップの有効性を検証する「SureBackup Recovery Verification」や、テスト・トレーニング・トラブルシューティングなどの目的でサンドボックス内バックアップファイルからVMを実行させる「On-Demand Sandbox」といった機能も用意されている。

　市場予想価格は、基本エディションの「Satndard Edition」が9万8000円（税別）/CPU（6コアまで）ソケット、上位エディションの「Enterprise Edition」が14万7000円（同）/CPUソケット。「Universal Application-Item Recovery」と「On-Demand Sandbox」は上位エディションでのみ利用が可能。