NTTデータビズインテグラル、IFRS対応財務会計パッケージ「Biz∫会計」


 株式会社NTTデータビズインテグラルは、IFRS(国際財務報告基準)対応財務会計パッケージ「Biz∫会計(一般会計)」を、10月29日に提供開始する。価格は150万円から。

 Biz∫会計は、国内約1000社の導入実績を持つ「SCAW財務管理システム」で培った日本の商習慣、業務ノウハウを、クラウド対応型業務アプリケーションの開発・実行基盤「Biz∫APF」2上に実装・強化した製品。Biz∫APFがクラウド環境、マルチテナント、多言語に対応しているため、プライベートクラウドでのシステム展開や、シェアードサービスでの運用をサポートでき、グループ経営における子会社、海外子会社などの経営効率化に効果を発揮するという。

 機能としては、総勘定元帳の複数元帳対応、固定資産の複数帳簿対応、企業内部での経営判断や内部管理を行うセグメント単位での財務諸表出力などに対応。複数会計基準での情報開示や、IFRSに準拠した決算業務の効率を向上可能としている。

 加えて、Biz∫会計のシステム基盤は業務ロジックの変更にも柔軟に対応できることから、IFRS対応のみならず、IFRS対応後の会計基準の変更や、日々の業務改善に伴うシステムの変更も容易に行えるとのこと。

 なお、今回提供される「一般会計」は、ワークフローをサポートしていないため、RC(リリース候補)版となり、ワークフロー対応版は、2011年3月にリリースされる予定。また今後、「債権管理」「債務管理」「固定資産」「管理会計」などの各モジュールも提供を予定している。

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