大塚商会、EMCと共同開発した高可用ファイルサーバーパック「TWIN NAS 6TBパック」


 株式会社大塚商会とEMCジャパン株式会社は16日、共同企画したファイルサーバーパッケージ「TWIN NAS 6TBパック」を同日より販売開始すると発表した。

 新製品は、EMCジャパンのネットワークストレージ「Celerra NX4」を利用したファイルサーバーパッケージ。二重化されたNASが並列稼働しているため、一方のNAS障害時にはもう一方のNASへの自動切り替えが行われ、迅速な業務再開を可能にしている。

 また、1日分の更新データを毎日夜間に高速バックアップするほか、物理的なディスク障害を考慮し、データの変更部分のみを60分ごとに複製し保持するため、データ消失の危険性を低減。加えてディスクは2基が故障してもデータが失われないRAID 6構成で保護されており、堅牢なデータ保持を実現している。

 利用可能な容量は6TBで、同接続できるユーザー数は200名まで。大塚商会では、業務を止めず、かつ設計図面やデザイン画像などの大きなサイズのデータを確実に保持することを主な用途として位置付けており、企業、学校、官庁などへの販売を進める考え。

 価格は、ハードウェアとソフトウェア、設定作業を含めて398万円(税別)から。専任のシステム管理担当がいない企業でも利用できるよう、独自の保守サービス「たよれーる」において専用メニューも別途用意されている。

 なおTWIN NAS 6TBパックの販売開始に合わせて、以前から販売している「TWIN NAS 3TBパック」の価格は、398万円(税別)から298万円(同)へ値下げされている。

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(石井 一志)
2010/9/16 14:35