Amazon Web Servicesが「スタートアップチャレンジ」コンテスト開催、日本からも参加可能
米Amazon.comの子会社Amazon Web Services(AWS)は18日(米国時間)、自社のAWSプラットフォームの効果的な活用法を競う「スタートアップチャレンジ」コンテストを実施すると発表した。開催は今回で4回目となり、日本をはじめとするアジア太平洋地域の国々からも参加できる。
「スタートアップチャレンジ」の目的は、スタートアップ企業が、AWSのクラウドプラットフォームを簡単かつ費用対効果の高い方法で導入し、インフラ整備を行えるように支援すること。参加者は、コンテストに提出したプランの独創性と創造性、長期的な成功の可能性と拡張性、といった面から評価される。
コンテスト参加者には、5ドル相当のAWSサービスチケットが提供されるほか、各地域から選ばれた準決勝進出者には2500ドル相当のAWSサービスチケットが、決勝進出者には、1万ドル相当のAWSサービスチケット提供、米国カリフォルニア州パロアルトでのグランプリ決勝ならびに授賞式への招待、といった特典が贈られる。
さらにグランプリ受賞者には、5万ドルの現金と5万ドル相当のAWSサービスチケットが贈られるほか、AWSから一年間のプレミアムサポートサービスと技術的指導を受けられ、Amazon.comによる出資機会の可能性も得られるという。
参加登録は、10月31日の24時(太平洋標準時間)までで締め切られ、アジア太平洋地域の準決勝進出者および決勝進出者を11月に発表。グランプリ決勝と授賞式は12月に行われ、決勝イベントではストリーミング映像も公開するとした。
参加可能な国は22カ国で、アジア太平洋地域では、日本、オーストラリア、インド、日本、ニュージーランド、シンガポール、韓国が該当。これらの国に登記している株式非公開企業、または個人事業主が応募できる。
なお、AWSプラットフォームの効果的な活用例として同社では、株式会社想創社による携帯電話向けツイッターサイト「モバツイ」サービス、シンガポールiTwinによるリモートファイル共有サービスのバックエンドシステムなどを挙げている。