日立、「仮想化アセスメントサービス」無償キャンペーン~クラウド導入前に効果を分析


 株式会社日立システムアンドサービス(以後日立システム)は6日、カナダCiRBA Inc.(シルバ、以下CiRBA社)とサービスプロバイダー契約を締結したと発表。CiRBA社が開発した分析ソフトウェア「CiRBA Data Center Intelligence」を用いて、仮想化環境やクラウド環境へ移行する上でのシステム分析や削減効果などを評価する「仮想化アセスメントサービス」を7月7日に提供開始する。

 提供開始する「仮想化アセスメントサービス」は、仮想化環境への移行や、仮想化を利用したクラウドコンピューティング環境への移行を実施する前段階で、顧客企業の既存システムのサーバーや利用中のデータセンターなどのシステム環境の分析を行い、移行した際の導入効果などをレポートで報告するサービスとなる。

 既存システム環境の分析には、CiRBA社が開発した分析ソフトウェア「CiRBA Data Center Intelligence」を利用することにより、既存システム環境のサーバーをはじめとしたITリソースの使用率などをネットワーク経由で測定。システムの現状を正確に“見える化”できるという。

 収集されたデータを基に日立システムの専任技術者が分析を行い、仮想化やクラウドコンピューティングに移行する際の最適なITリソースなどのシステム環境をレポートで報告する。

 日立システムは、「仮想化アセスメントサービス」を「ITリソース最適化ソリューション」の製品ラインナップに追加。「仮想化アセスメントサービス」を用いた分析・評価に基づいて顧客の仮想化やクラウドコンピューティング環境への移行を促進することでシステムの受注拡大を図り、「ITリソース最適化ソリューション」全体で今後3年間で約10億円の販売を目標とする。

 日立システムでは、「仮想化アセスメントサービス」の提供開始に伴い、7月31日まで、無償キャンペーンを実施する。通常価格80万円のところ、対象サーバー25台以内、実施期間は1カ月以内(通常3カ月)に限定して無償で提供する。Webサイトから申し込みできる。

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