日立、プライベートクラウドを3週間程度で導入できるパッケージ


Harmonious Cloud Packaged Platformのシステムイメージ

 株式会社日立製作所(以下、日立)は22日、クラウドソリューション「Harmonious Cloud」に、ユーザー企業内におけるプライベートクラウド導入を迅速化するパッケージ「Harmonious Cloud Packaged Platform」を追加。6月30日より提供すると発表した。

 同パッケージは、プライベートクラウドの導入を迅速化するため、システム検証済みのサーバー、ネットワーク、ストレージなどのハードウェア、運用管理関連のソフト製品群、仮想化機構、ならびにそれらの導入サービスを組み合わせたもの。

 通常のプライベートクラウドでは、詳細設計や検証などの導入前の事前準備に数カ月かかり、ハードの設定、ソフトのインストール・設定など機器搬入からシステム稼働までに数週間かかるのが一般的だった。Harmonious Cloud Packaged Platformでは、検証済みの製品を組み合わせ、ハード・ソフトの設定を済ませて出荷する。このため、事前準備を約3週間程度に短縮し、搬入当日から稼働することも可能という。

 基本構成は以下の通り。価格は2377万円から。このほか、稼働監視、リソース監視、自動運用、バックアップなどのオプション機能も提供する。

サーバーBladeSymphony BS320
・ブレード数:4枚(1枚は管理用)
・CPU:Xeon
・メモリ容量:48GB/ブレード
ネットワークBladeSymphony BS320内蔵品
・FCスイッチ:2台
・LANスイッチ:2台
ストレージBR1600
・ディスク種別:SAS 600GB
・ディスク台数:7台
・RAID構成:RAID 6
・ボリューム容量仮想化機能
仮想化機構下記から選択可能
・Virtage
・VMware vSphere 4
・Hyper-V(計画中)
運用管理ソフト・JP1/ServerConductor/BladeServerManager
・JP1/ServerConductor/DeploymentManager
導入サービス・ハード機器設定
・ソフトインストール、設定
・トレーニング
・運用支援ツール(Virtage用)
・操作マニュアル
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