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Cloudera、企業データが存在するあらゆる環境でNVIDIA Agent Toolkitを活用できる「Cloudera Blueprints」を発表
2026年10月29日 08:30
Cloudera株式会社は28日、企業が自社データを活用したAIアプリケーションの開発・導入を加速できるよう設計された事前構成済みのAIソリューションを提供する「Cloudera Blueprints」を発表した。
Cloudera Blueprintsは、既存の「Accelerators for ML Projects(AMPs)」を基盤として拡充したポートフォリオで、Cloudera上でNVIDIA Agent Toolkitを使用して構築した「NVIDIA AI Blueprints」が新たに加わる。NVIDIAが提供するAIワークフローのリファレンスと、Clouderaのエンタープライズ向けデータ管理、セキュリティ、ガバナンス機能を組み合わせることで、企業がAIユースケースを概念実証(PoC)から本番運用へと移行することを支援する。
Clouderaは、企業がAIの活用を拡大する中、本番運用に必要なデータへのアクセスやデータの準備、ガバナンスの確保が依然として課題となっていると説明する。特に規制の厳しい業界では、機密データが複数の環境に分散し、容易に移動できないことから、この課題が一層顕著になっているという。AIワークフローのリファレンスは初期開発の加速に役立つ一方、これらのアプリケーションを企業データと連携させ、本番運用に求められる要件を満たすには、多くの作業が伴う。
Cloudera Blueprintsは、Cloudera AI上で直接稼働する事前構成済みのAIソリューションを提供することで、こうした課題に対応する。実績のあるAIワークフローと企業データおよびインフラを連携させることで、企業はパブリッククラウド、オンプレミスのデータセンター、エッジ環境にわたり、共通のプラットフォーム上でアプリケーションを構築・展開できる。これにより、一貫したセキュリティ、ガバナンス、管理体制を維持しながら、データが存在する場所にAIを直接導入することが可能になる。
Cloudera Blueprintsでは、近日中にNVIDIA AI Blueprintsを活用し、金融サービス、医療、通信をはじめとするさまざまな業界で、ビジネス価値の高いAIアプリケーションに対応する予定。
「独自のトランザクション基盤モデルの構築(Build Your Own Transaction Foundation Model)」は、金融機関による取引データに基づく基盤モデルの開発を支援し、不正検知、リスク評価、顧客一人ひとりに合わせたサービスの向上を支援する。
「医療向けアンビエントAIエージェント(Ambient Healthcare Agents)」は、患者と医療従事者の会話を構造化された診療記録に変換し、診療記録の作成を自動化するとともに、患者の受付、予約管理、問い合わせ対応を支援する。
「通信ネットワーク構成計画向けAIエージェント(AI Agent for Telecom Network Configuration Planning)」は、過去のデータとリアルタイムデータを活用し、無線アクセスネットワーク(RAN)の構成を推奨・適用・検証するAIエージェントによって、通信事業者のネットワーク性能の最適化を支援する。
「AI生成動画の検出(Synthetic Video Detection)」は、AIによって生成された動画コンテンツの識別を支援し、デジタル環境における信頼性の向上、本人確認の強化、不正行為の防止に貢献する。
今後は、業界の要件の変化や顧客ニーズに応じて、NVIDIA AI BlueprintsをCloudera Blueprintsのポートフォリオに順次追加していく予定。
Cloudera Blueprintsは、NVIDIAのAIワークフローのリファレンスに、実際の企業環境でAIアプリケーションを導入・拡張するために必要なエンタープライズ機能を組み合わせたもの。Clouderaのハイブリッドデータ/AIプラットフォームとNVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングを組み合わせることで、企業はプロトタイプから本番運用への移行の迅速化や、企業データが存在するあらゆる場所でAIを活用すること、NVIDIAの技術によるエンドツーエンドの高速化、オープンスタンダードによる柔軟性などのメリットを得られるとしている。