ニュース
Snowflake、AI運用統合基盤「Cortex AI Gateway」や動的モデルルーティング機能を発表
2026年8月20日 08:30
米Snowflakeは現地時間18日、「Cortex AI Gateway」と主要AI製品における動的モデルルーティングに加え、主要なオープンモデルへのアクセス拡大を発表した。これらの新機能は、企業が不要なAI関連の支出を削減するとともに、Snowflakeが「Intelligence Efficiency(AI活用の価値創出効率)」と呼ぶ指標、すなわちコンピュート、モデル、データ、コンテキストをビジネス成果へと効果的に転換できているかを測る指標を高めることを支援するとしている。
今回の新機能は、Snowflakeが7月に発表したCortex AI Gatewayを基盤としている。Cortex AI Gatewayは、エージェント接続のガバナンス、リクエストのインテリジェントなルーティング、AI消費の最適化を担う統合基盤。より多くのAIアプリやエージェントを本番環境に展開するにつれ、すべてのタスクに同じモデルを使い続けるとコストが膨らみやすくなるといった課題や、増え続けるモデルの評価や管理の負担といった課題に対し、モデル選択を自動化し、オープンソースとプロプライエタリの両方にわたる幅広いモデルへのアクセスを提供することで、これらの課題を解決する。
動的モデルルーティングの追加により、Cortex AI Gatewayはタスクに応じて品質とコストの最適なバランスを実現するモデルを自動的に選択できる。また、動的モデルルーティングは、Snowflake CoCoやSnowflake CoWorkを含むSnowflakeの主要AI製品に統合されているほか、Cortex AI Gatewayを利用するサードパーティのAIエージェントでも利用可能になる。
この機能により、複雑性の低いタスクや反復的なタスクは、より効率的なモデルへ振り分けられ、高度な推論を必要とするタスクはフロンティアモデルへと自動で振り分けられる。これにより、顧客はリクエストごとに使用するモデルを自身で管理することなく、不要な推論コストを削減できる。
さらにSnowflakeは、Snowflake Cortex AIを通じてDeepSeek-V4-Flash 0731やGLM-5.3を含む主要なオープンモデルへのアクセスを拡大する予定。これにより、Snowflakeのモデルライブラリはさらに充実し、顧客はガバナンス対象データをSnowflake内で安全に保ちながら、品質とコストのバランスに応じてより幅広いモデルを選択できるようになる。
Snowflakeでは、動的モデルルーティングとモデル選択肢の拡大により、企業はAI活用にかかるコストやリソースをより効果的に管理できるようになると説明する。ワークロードを最適なモデルへ自動的に振り分け、新たなモデルが登場するたびに柔軟に取り入れながら、AIリソースの利用状況を全社で管理でき、Snowflakeの信頼性の高いガバナンスを維持しつつ、自社固有のエンタープライズデータとコンテキストの所有権を保持しながら、「AI活用の価値創出効率(Intelligence Efficiency)」を向上させられるとしている。