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JBCC、Microsoft Fabricを活用したデータ分析基盤の無償検証サービスを開始

 JBCC株式会社は27日、AIを搭載した統合データプラットフォーム「Microsoft Fabric」を活用し、データ分析基盤の構築・検証を支援する無償サービスを開始すると発表した。これにより、企業の生成AI活用によるデータ分析を支援するという。

 今回提供を開始する新サービスは、利用企業の実際の業務データを用いて、生成AI活用に必要なデータ分析基盤構築と、AIによるアウトプット精度向上のためのデータ定義をJBCCが実施し、分析結果までを利用企業と共同で検証するサービス。まずは、OTデータなどの膨大なデータが蓄積されており、効果を確認しやすい製造業を中心に提供を開始。優先度の高い検証ケースを1つ選定して、最短2~4週間で無償検証を実施する。

 サービスの利用企業は、実業務データを用いた短期間の検証を通じて、生成AIを活用したデータ分析の効果や有効性を確認し、実業務における成功体験を得ることができる。またJBCCは、検証で得られた成果をもとに、利用企業が対象業務や利用部門を拡大できるよう支援し、全社的なデータ活用とAI活用の定着・拡大を後押しするとした。

 データ分析基盤には、データ統合から分析、可視化、AI活用までを単一のインターフェイスで実現できる統合データプラットフォーム「Microsoft Fabric」を採用する。

 これにより、従来はデータ分析基盤を保有していなかった企業でも、短期間で生成AI活用に着手可能になる。さらに、Copilot in Microsoft Fabricがインターフェイスに統合されているため、自然言語によるデータクレンジングや分析も可能だ。このため、専門的な分析スキルを持たない現場担当者でもデータ活用・分析を進められるというメリットがあるとのこと。

 例えば、Microsoft Fabricのインターフェイス上に配置されたCopilot in Microsoft Fabricのチャット欄に、品質管理の担当者が「先月、不良率が上昇した原因を分析して」と入力すると、関連する設備稼働データや品質データが横断的に分析され、特定設備の稼働条件と不良発生率の相関グラフが自動で生成される。事前の検証事例では、これまではMicrosoft ExcelやBIツールを用いて1週間以上の時間と専門的なスキルを要していた分析が、自然言語のやり取りだけで誰でも数分で実施できるようになったとのことだ。

 なお、JBCCグループでは、AI活用基盤「AI Orchestration Platform(AIOP)」を構築し、AIエージェントやデータ分析など、企業が継続的にAIを活用するための機能群の整備を進めている。今回の新サービスはその「AIOP」を構成するサービスの1つであり、今後は、対象業種の拡大、より高度な活用フェーズへの対応を進めていく考え。さらに、ほかのAIソリューションを活用したサービスも予定している。