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AI-OCRを用いた文書処理自動化システム「LINE WORKS PaperOn」、ファイルの自動仕分け機能などを追加

読み取り結果の確認・修正時の工数を削減する新機能も

 LINE WORKS株式会社は20日、AI-OCRを活用した文書処理自動化ソリューション「LINE WORKS PaperOn」(以下、PaperOn)のアップデートを実施したと発表した。読み取る文書の自動仕分けや、ビジネスチャット「LINE WORKS」との連携強化などを行っている。

 「PaperOn」は、高精度のAI-OCR技術を用いて、システムにアップロードされた請求書・領収書・注文書・申請書をはじめとするさまざまな書類を読み取り、データ化するソリューション。紙の帳票、FAX、PDF・スマートフォン撮影画像、手書きのメモをはじめ、多様な入力形態に対応でき、あらゆる文字情報のデータ化作業を行える。また、データ化した情報は、会計・販売管理システムや基幹システムなどへアップロードして、後続の業務処理をスムーズに実施できるとしている。

 今回のアップデートでは、システムにアップロードした帳票・書類・画像などのファイルの内容を解析し、事前に設定したキーワードに基づいて適切なプロジェクトへ自動で分類する機能を備えた。これにより、従来は必要だった事前の仕分け作業が不要となり、大幅な工数削減が見込めるという。

 また、AI-OCRと生成AIを組み合わせ、従来のOCRでは難しい非定型文書を理解・解析できる“AIおまかせ”モデルを利用できる。取引先ごとにレイアウトが異なる注文書や、自由形式の文書でも、読み取るべき項目を認識・理解して読み取れるとのこと。なお、独自のOCRと生成AIを組み合わせることで、生成AI単体で読み取るよりも高い精度を実現したとしている。

 このほか、読み取り結果の確認・修正時の工数削減を支援するため、1)AIによる修正提案、2)過去の修正履歴を適用、3)マスターデータによる変換――といった3つの新機能を搭載した。

 1)は、前後の文字の関係から「単語」や「文章」として自然に感じる文字に修正するもので、文字単体では誤認識が起こりやすいケースでも高い精度を実現できるという。2)は、読み取り後のデータの間違いを一度修正した後、同じ間違いがあった場合に過去の修正履歴から修正案を提示するもの。また3)は、「PaperOn」で読み取った値や文字列を、ユーザー定義のマスターデータに基づいて自動的に補完・変換する機能である。

 加えて、「LINE WORKS」との連携を強化し、スマートフォンなどのモバイル端末で撮影したデータを「LINE WORKS」のトークやメールから複数まとめてアップロードできるようにしたほか、「PaperOn」にアップロードされた文書の原本画像を、クラウドストレージ「LINE WORKS Drive」内に自動保存する機能も追加した。

 なお、これらの機能のうち、“AIおまかせ”モデル、AIによる修正提案はスタンダードプランおよびアドバンストプランで利用可能。そのほかの機能は、全プランで利用できる。