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Quantum Mesh、冷却設備を統合した高密度GPUサーバー対応のオールインワン液浸冷却ラック「KAMUI γ」を提供

 Quantum Mesh株式会社は1日、独自開発した液浸冷却ラック「KAMUI」シリーズの新型モデル「KAMUI γ」の提供を開始すると発表した。

 KAMUI γは、Quantum Meshが2025年3月に日本初の商用液浸冷却システムとして提供開始したKAMUIシリーズの最新モデルで、冷却設備をラック内に統合し、小型データセンターや事務所、工場内への設置に適したオールインワン型液浸冷却ラック。

 熱交換器やポンプに加えて、通常は外部設備として設置するチラーまでラック内に搭載し、外部の冷却設備に依存しない設置・運用を可能にした。これにより、従来は専用設備が必要だった高密度コンピューティング環境の分散配置を実現する。1㎡未満の設置面積で計算基盤を完結させるマイクロデータセンターとしての活用を想定しており、チラー内蔵の一体型液浸冷却ラックの開発・提供は、国内外含めて業界初(同社調べ)だという。

 外部の冷却設備を一切必要とせず、チラー・熱交換器・ポンプ・PDUをすべてラック内に搭載するオールインワン設計で、電源さえあればどこでも単独で稼働できる。8U(液浸)+2U(空冷)の高密度・省スペース構成で、最大奥行き950mmのサーバーを収容できる。

 既存空冷ラックからのリプレースや、分散型エッジデータセンターの新設・拡張にも対応する。Quantum MeshはKAMUI γを通じて、AI時代に求められる高密度・高効率なコンピューティング基盤の提供を推進するとともに、マイクロデータセンターの展開による分散型インフラの普及を加速していくとしている。

 Quantum Meshでは、4月8日~10日に東京ビッグサイトで開催される「データセンターEXPO【春】」(Japan IT Week内)で、KAMUI γの実機を初公開する。