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IIJ、VDIやID管理などを組み合わせてマルチクラウド開発環境へのセキュアなアクセスを実現するソリューション
2025年10月6日 14:08
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は6日、自社で提供している既存サービスを組み合わせ、VDI(仮想デスクトップ基盤)環境とID管理・閉域ネットワークをオールインワンで提供する「IIJゼロトラストアクセスソリューション for Developers」を提供開始すると発表した。
「IIJゼロトラストアクセスソリューション for Developers」は、マルチクラウド環境下のシステム開発において、VDIを使ったセキュアなアクセスと運用の効率化を実現するソリューション。VDIやID管理、閉域ネットワーク等をオールインワンで提供することにより、マルチクラウドに対応した適切なシステム開発環境を構築できるという。
具体的には、作業環境をローカル端末から分離することで、データの持ち出しなどのセキュリティリスクを回避できるほか、VDIはマスターイメージから環境が複製されるため、開発環境の構築作業を効率化できるとのこと。
また、IDや組織マスターを一元管理できるクラウド型IDガバナンス管理サービス「IIJ IDガバナンス管理サービス(IGA)」により、開発者IDを一元的に管理し、さらにIGAを基点に各クラウドへ開発者情報を自動連携することで、ID管理の運用負荷軽減が図れるとしている。
さらに、VDIから各クラウドへは、IIJプライベートバックボーンサービスを経由し閉域接続する仕組みを採用。セキュアで輻輳や遅延の少ないアクセス経路を確保した。加えて、プライベートバックボーンを経由することで、拠点からクラウドごとに個別の閉域接続を敷設する手間とコストを削減できる。