ニュース
Sky、高負荷な作業を快適に行える仮想GPU機能などを搭載した「SKYDIV Desktop Client Ver.7.2」を販売開始
2025年9月30日 06:30
Sky株式会社は29日、シンクライアントシステム「SKYDIV Desktop Client Ver.7.2」の販売を開始した。
SKYDIV Desktop Client Ver.7.2では、仮想GPUで動画編集などの高負荷作業を快適に行える仕組みや、仮想環境のスムーズな構築をサポートするIPアドレスの自動割り当て機能などを搭載した。
仮想GPUの機能は、SKYDIV Desktop Clientサーバー上のGPUを仮想的に分割し、各仮想端末で利用可能にする。CADや3Dモデリング、動画編集などの高負荷なグラフィック処理を必要とする作業を、仮想端末上で快適に行える。
また、あらかじめIPアドレスの範囲を指定しておくことで、各仮想端末への割り当てが自動で行える機能を搭載した。別途DHCPサーバーを利用しなくても、SKYDIV Desktop Client上で一元管理できるため、仮想端末の追加や設定変更がスムーズに行える。
管理面では、CSV形式のファイルによる一括設定で、複数の仮想端末へのユーザー割り当てがまとめて変更可能になった。新年度など従業員の異動が多く発生する時期に、PC利用環境の切り替えをスムーズに実施できるように運用管理をサポートする。
管理画面の検索性も向上し、複数台のサーバーで仮想端末を管理している場合に、サーバーを複数選択した状態で端末を一度に絞り込める。大規模な運用環境でも、端末の特定や台数の把握が効率的に行える。
障害時の対応では、SBC(RDS)方式を利用している場合に、仮想環境への接続中にサーバー障害が発生しても、ユーザー自身でサーバーを切り替えて継続利用できる仕組みを用意した。画面上のメッセージに従って操作するだけで接続が完了するため、管理者に問い合わせる手間もかからない。