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メタップスの従業員ライフサイクル管理クラウド「mfloow」、管理者向けのダッシュボード機能を提供

管理者の課題発見と改善アクション実行を支援

 株式会社メタップスホールディングス(以下、メタップス)は17日、SaaS型の従業員ライフサイクル管理ツール「mfloow(エムフロー)」において、人事データと業務データを統合的に可視化し、管理者がリアルタイムで全体像を把握できる「ダッシュボード」機能を提供開始すると発表した。

 「mfloow」は、従業員の入退社や異動、産休・育休など、従業員が働く上で発生する「ライフサイクル」に関連する手続きを一元管理できるクラウドサービス。手続き業務で発生しがちな「タスク漏れによる遅延」「連携ミス」「業務の属人化」を防ぐとともに、シームレスな情報の共有と蓄積を実現している。

 今回、新たに提供するダッシュボード機能は、これまでシステムや部門ごとに分散していた従業員の入社・退職・休職などの人員動態情報と、タスク数や遅延率、テンプレート利用状況などの業務利用データをワンストップで可視化するものである。

 具体的には、入社・退職・育休・休職の情報を「mfloow」のフローから自動集計し、最新データをすぐに確認可能。年・四半期・月単位など任意の期間での集計にも対応するほか、カードをクリックすると該当者リストやフロー詳細にアクセスでき、担当者単位での確認もスムーズに行えるため、リアルタイムで把握したデータを基に、人員動態の傾向分析や繁忙期の予測、配置計画の精度向上に活用でき、データ収集・整理の手間も軽減されるとした。

 また、業務状況のモニタリングでは、業務量やタスクの完了/未完了数、遅延率、担当者ごとの進捗状況などを一画面で確認でき、業務改善に活用可能。遅延率を自動で算出する機能も備えており、「どの時期にどのタスクが滞りやすいか」「誰のタスクが遅延する傾向にあるか」などを一目で把握できるとのこと。

 さらに、タスクの進捗や遅延状況をリアルタイムに把握することで、特定のメンバーに業務が集中する状況を「見える化」できるため、チーム全体のバランスを考慮した最適なタスク配分が可能になる。

 なおメタップスでは、これらの機能により、管理者の課題発見と改善アクションの実行を支援できるだけでなく、これまで見えにくかったバックオフィス業務の成果を数値で示せるようになるため、貢献度を正当に評価する基準として利用できる点もメリットとして説明している。