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電通デジタルとIVRy、非対面営業における成果最大化をAIで支援する「AI-DXソリューション」を提供
2025年8月7日 17:05
株式会社電通デジタルは7日、対話型音声AI SaaS「アイブリー」を提供する株式会社IVRyと共同で、アイブリーの対話型音声AIによる電話営業の可視化・高度化と、電通デジタルの営業DXにおけるコンサルティング力を掛け合わせ、非対面営業における生産性向上と成果最大化を支援する「AI-DXソリューション」を提供開始した。
AI-DXソリューションは、「アイブリー」の導入を通じて電話営業データの蓄積・可視化を実現するとともに、蓄積したデータを用いた分析および営業成果最大化に向けたコンサルティングを電通デジタルが行うことで、営業スキルの属人化解消や、非対面営業の成果最大化を目指したPDCAサイクルの高速化を図る。
「アイブリー」が電話の通話内容をリアルタイムで記録・要約し、SFA/CRMと連携させ、分析基盤として活用する。商談記録も自動で生成することにより、営業担当者の手入力作業を最小化し、商談記録の精度向上と記録漏れの解消を実現する。
電通デジタルの分析力・コンサルティングにより、蓄積した通話データから営業スキルの高い社員の成功要因(トークフロー、キーワードなど)をAIで分析・可視化する。ハイパフォーマーのノウハウを抽出し、マニュアル化やノウハウを学習したトレーニングAIの開発を行い、組織全体のトークスキルの底上げを図る。
「アイブリー」の生成AIが会話データをリアルタイムで分析・要約し、業務改善とナレッジ活用の基盤を作成する。電通デジタルはその分析をさらに高度化し、次のアクション提案やセールスシナリオの改善点を即時フィードバックすることで、属人的な対応の可視化・分類や改善指標の提示を行う。KPIマネジメント・ガバナンス強化・品質改善など、再現性のあるPDCAを支援する。
電通デジタルとIVRyは、今後も両社の強みを最大限に生かし、企業の営業活動におけるDXを強力に推進すると説明。非対面コミュニケーションで可視化・活用されていなかった音声データを企業の重要な資産として活用し、再現性のあるPDCA支援を行うことで、多くの企業の生産性向上と事業成長に貢献していくとしている。