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電通総研、AWS移行を総合的に支援する「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP 電通総研版」を提供

 株式会社電通総研は24日、エンタープライズ企業向けに、IT基盤のAmazon Web Services(AWS)環境への移行を、評価、準備、実装、運用まで一気通貫で支援する「AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP 電通総研版」を提供開始した。

 AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP 電通総研版は、電通総研がこれまでに培ってきた、基幹システムをはじめとした大規模なクラウド移行や、製造業のエンジニアリング業務を支援するハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のクラウド利活用のノウハウに、AWSが提供するWell-Architectedフレームワークを活用したベストプラクティスを掛け合わせて提供するサービス。

 IT基盤のAWS移行をはじめ、AWSを活用・運用するための体制整備、AIを活用したシステム構築・運用におけるQCD向上など、クラウド環境を運用していく上での組織とシステム双方のモダナイゼーションの実現を支援する。

 電通総研は、2010年にAWSパートナーネットワーク(APN)に参画して以来、製造業や金融機関をはじめとする多くの業種向けにAWS環境の構築を支援し、自社ソリューションにおいてもAWS上でのPaaS/IaaS型のサービスを提供するなど、数多くのAWS関連プロジェクトを手がけてきた。近年では、2024年に「Japan AWS All Certifications Engineers」を複数名輩出、2024年11月には「AWS スマートシティコンピテンシー(現:政府機関コンピーテンシー)」、2025年6月には「移行とモダナイゼーションコンピテンシー」の認定を取得するなど、積極的にAWSを活用したシステムの導入を推進している。

 AWS IT トランスフォーメーションパッケージ for MCP 電通総研版では、クラウド構築・運用に関するアドバイザリー、IT人材の教育支援、クラウド戦略の策定・遂行のためのCCoE(Cloud Center of Excellence)運営支援、生成AIアシスタントであるAmazon QなどのAI活用による運用最適化など、IT基盤の移行にとどまらず、クラウド活用と組織変革の両面を支援する。

 電通総研が、基幹システムや大型仮想基盤のクラウド移行をはじめとして、エンタープライズ向けシステムのクラウド移行における実績で培ったノウハウを生かし、QCDを満たした安心・安全なクラウド移行を実現する。

 製造業のHPC/CAEで求められる、高性能・高機密性・高コスト効率を実現するクラウドHPC/CAE基盤開発や運用支援の実績を生かし、ITとものづくりの両面からクラウド基盤構築・運用を支援する。

 クラウド戦略の立案などの上流フェーズから、準備、実装/移行、運用その後の最適化に至るまで、一気通貫で支援し、顧客内でのクラウド活用の内製化を推進する。

 Amazon Q、Amazon Bedrockといった生成AIサービスを含むAWSのAIサービス・機能を活用し、基盤構築のQCD改善、運用最適化など、顧客企業の内製化、AI利活用推進を支援する。

 電通総研は、今後もAWSを活用したソリューションやサービスの拡充を図り、企業のクラウド活用を支援するとしている。